東洋美人コラム第6弾。
前回の記事でチェックした「血虚タイプ」「瘀血タイプ」いかがでしでしたでしょうか?
「血虚」は栄養不足や貧血の状態。血が少ないために、声にも力が出ずに優しい口調になり、仕草もゆっくりにならざるを得ない。そんな状態です。
「血瘀」は血が古い、または巡りが悪い状態です。原因は、現代の生活習慣の歪みと考えられもします。その他、気温、湿度、ストレス、運動不足、睡眠不足、食生活、打撲、あるいは手術なども原因となり得ます。
食事や日常生活習慣を工夫することで、血の状態も整えやすくなります。
では、実際にそれぞれのタイプでどのような工夫をすれば良いかを見ていきます。参考にできるものから取り入れていきましょう。
①:血虚タイプ=血液を補う黒色や赤色の食材を中心に
血を作る鉄分やレバーは積極的に摂りましょう。また、血虚では、皮膚や粘膜などの乾燥症状を始め、集中力の低下などもみられます。このため、黒ゴマや黒キクラゲなどの潤いを与える食材を取ることがおすすめです。
その他、黒豆、ひじき、レーズン、プルーン、人参、レバー、カシューナッツ、ほうれん草、鮭、さば、さんま、かつお、まぐろ、うなぎ、鶏卵なども血を補う作用があります。
さらに、寝不足によって血虚は進むので、夜更かしには注意しましょう。
②:血瘀タイプ=血行を促進する食材が重要
血行を良くする食材として、たまねぎ、よもぎ、菜の花、酢、ニラ、納豆、黒豆、黒キクラゲ、イワシ、鮭、ブルーベリー、黒砂糖などがあります。
カラダを冷やす食材を取り過ぎると、血行が悪くなるので要注意です。血瘀タイプの人は、階段を使ったり、トイレの際はカラダを回したりとこまめにカラダを動かしましょう。
また、シャワーだけで済まさずに、湯船に入る習慣を持つことで、水圧と体温が上がるため、血流が良くなります。瘀血の状態が続くと、カラダの必要なところに栄養が運ばれず、血虚になっていくため、早めの対策がオススメです。
<まとめ>
今回は、日常で行える血を整える方法をお伝えしました。
西洋医学的にも、血中のヘモグロビンは鉄とたんぱく質でできているため、鉄だけではなく肉や魚、豆腐、卵など良質のたんぱく質と量をとることも大切です。また、ビタミンCは鉄の吸収を促進させる働きがあるので、野菜や果物を積極的にとるようにしましょう!
美容も健康もワンセットなので、どちらも手に入れられる習慣を身につけると素敵ですね!
written by takurou shibao 鍼灸師、AT